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2018年06月22日Fri [18:40] チベット  

探検家ヘディンと京都大学

探検家ヘディンと京都大学: 残された60枚の模写が語るもの探検家ヘディンと京都大学: 残された60枚の模写が語るもの
田中 和子

京都大学学術出版会 2018-04-11
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今でこそ、京大は日本の人類学のメッカとして機能しているが、当然ながら、かつては東大が総本山であった。その流れを変える契機となったのがヘディンと言うと大袈裟なのだが、植民地学から探検学へ時代の趨勢は京大に有利に働いたところはあるか。カメラの利便性の高まりともに、探検家や学者のスケッチ能力は不問となりつつあるが、かつては必須条件であったものである。現在でも一流の探検家には絵心を兼ね備えている者が少なくない。ヘディンの水彩画は日本人によって多くの模写がとられ、原画が紛失したものが多い現在にあっては貴重な記録となっているのだが、こうした模写もその当時あってはテキスト的な意味合いがあったのだろう。

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