FC2ブログ
2018年04月17日Tue [15:48] ネパール  

友情と詐欺の人類学

友情と詐欺の人類学―ネパールの観光市場タメルの宝石商人の民族誌―友情と詐欺の人類学―ネパールの観光市場タメルの宝石商人の民族誌―
渡部 瑞希

晃洋書房 2018-02-20
売り上げランキング : 378805

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


博論もの。インド人詐欺商人の「ハロー!マイ・フレンド」も博論になると言えばそれまでだが、海外で受けた文化的衝撃を研究テーマにするというのは学生のセオリーでもあるか。耐性が付くとそういうものであるとしか思わんのだが、友情だの特別だの出されて、分からんけど恋愛も絡んでいたとしたとしたら、そのショックは相当なものであろう。指導教官が著者に友達と思っていたのかと聞いたというのはそういうことであろうが、逆にそれが最大限の興味に変わるということも有り得る。タメルは私が行った時代には既に終わっていた町であったのだが、欧米ではなく、インド人や中国人といった新興観光客を対象にして、伝統的詐欺が命脈を保っているのか。とはいえ、宝石詐欺でやはり騙しやすいのは西洋、日本、批判を恐れずに書くと女性客ということになるのだが、絶対数が減っている状況では、そのパイを巡っての争いも激しいだろう。ゆずの曲がネトウヨだとして話題になっているが、ガイコクジンノトモダチという単なる言葉に重きを置くか否かはその人の友達体験も外国体験にも関係していくか。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する