2018年02月15日Thu [04:54] ブラジル  

ホーザ

Rose ホーザ ブラジルからのおくりもの 日本でがんと闘ったバルの記録Rose ホーザ ブラジルからのおくりもの 日本でがんと闘ったバルの記録
佐々木 郁子

幻冬舎 2017-10-20
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東大図書館で定年まで司書をしていた人だそうだが、幻冬舎が一番信頼できるということで、幻ルネで自費出版したのだという。文学畑の人だが、図書館に一番所蔵されやすい自費本は幻冬系かもしれん。近場の図書館には筋が無いと怒ったりしているが、本題は全く別の話で、養女にしたブラジル人女性を看取った記録。ブログが元の様だが、代替医療系になるんかな。聖路加の緩和ケア病棟にいたそうだか、食事療法でガンは消えたのに、死因がガンであるとされたのが納得いかないという話を冒頭に書いている。病気になったから、養女にしたのではなく、26年前から母娘二人の生活だったとのことで、弟の葬儀よりも娘の検査付き添いを優先させたりもしている。娘は元々、サンパウロの文化会館で日本人駐在員家族と交流があり、その縁で日本に留学した人だそうだが、非日系で、ビザの関係で養子縁組したらしい。二人共、異性関係の話は全く出てこないが、日本人と養子縁組後に帰化というケーは結構ある。末期にはポルトガル語しか話せなり、言葉が通じなくなったそうだが、移民二世の子どもが末期の一世の親と言葉が通じなくなったという話はよく聞くが、こういうケースは初めて聞く。著者は30年位前に人民大に留学したという中国語の人だそうで、茜さんという中国人看護師さんも出てくるのだが、茜さんは娘と電車の中で知り合った友人だそうで、この三人が擬似家族関係みたいになっている。おそらくこういった血縁、国家ととは別の関係性で結ばれた人たちの方がより深い絆というものを意識するのであろう。

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