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2018年01月29日Mon [05:13] 米国  

変節と愛国

変節と愛国 外交官・牛場信彦の生涯 (文春新書)変節と愛国 外交官・牛場信彦の生涯 (文春新書)
浅海 保

文藝春秋 2017-09-20
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牛場信彦の評伝になります。岡崎久彦や岡本行夫といった「規格外」外交官に影響を与えた人で、その先駆けとも言えるか、岡崎も岡本も駐米大使の芽は無かったが牛場の頃は大使も官僚人事だけではなかったので、枢軸派だった牛場を吉田茂がトップダウンで、カナダ大使に据えたなんてことがあったらしい。牛場が枢軸派だったのは旧制高校のドイツ教育が関係しているという訳でもないのだろうが、後に西ドイツに行けば、ドイツ人と難しい経済論議を全てドイツ語でこなしていたというレベルだったらしい。ガンでストマになった75歳の晩年まで、第一線で重用されたというのはそうした能力がものを言っていたからなのであるが、戦後、外務省に復帰できたのも人材不足という理由があったらしい。

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