FC2ブログ
2017年10月09日Mon [04:26] 韓国  

人生の同伴者 

人生の同伴者 ある「在日」家族の精神史人生の同伴者 ある「在日」家族の精神史
玄 善允

同時代社 2017-08-11
売り上げランキング : 311369

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


自身のライフ・ストーリーだが、在日アボジの「血と骨」もの的なのは韓国でもあるのだろうか。中国や韓国ではこうした「父親殺し」物語は主流ではなく、儒教的概念に根ざした家族物語が多いように思える。日本化なのか、植民地の影を背負った一世の悲哀なのか分からんが、研究者や医者といった人たちの非両班的自己投影はある意味日本社会のサクセス・ストーリーなのだろう。朝鮮人の非集住地区、日本学校のみの通学ということで、朝鮮小宇宙の埒外であったのだが、その穴を埋めたのであろう学生時代の活動に関しては全くと言っていいほど言及されない。版元も同時代社であり、北系であったみたいだが、父親と帰国親族の関係での挫折があった様だ。後に済州に通うようになるのだが、韓国と済州を同一視している訳でもない。わりと最近まで密航者、不法滞在者の雇用というのは在日零細工場では普通であったのだが、労働者や仕事の激減以前に後継者不在が理由で民族工場が縮小している。本題が物語なのだから、当然なのだろうが、親戚、近所との近さは、ほとんど親戚付き合いが無くなった身からしてみれば驚異的なのだが、そうしたセーフ・ネットがこのタイトルの意味になっているのか。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する