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2017年10月09日Mon [03:58] トルコ  

テュルクの歴史

テュルクの歴史――古代から近現代まで (世界歴史叢書)テュルクの歴史――古代から近現代まで (世界歴史叢書)
カーター・V・フィンドリー 小松 久男

明石書店 2017-08-15
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原書は2005年らしい。例によって英語の西洋人によるものと思われるが、このテーマだと西洋人は客観性が担保されるのか。現代トルコの多層的アイデンティティとして、テュルク、イスラーム、ナショナルが挙げられているが、後者2つに比べて、前者は西洋よりもロシアを含む東洋との関わりが強いか。オスマン帝国がモンゴル帝国と連続性があるとも言えないことはないのだろうが、テュルク系男性の8%、全世界男性の0.5%がチンギス・ハーンの遺伝子を持つというのはマジかいな。女性のカウントはしていないのかもしれんが、ロシアなどとは「モンゴル帝国」に対する温度差はあるか。最近はイスラーム軸にベクトルが向いては来ているが、依然としてナショナルが基軸であり、大テュルクもイスラームもその補完であることには変わりはない。ウイグル人の支援などはテュルクの部分であるが、ナショナルの部分で中国との全面対立はできないので、その穴をイスラームの部分が埋めているところはあろう。

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