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2017年08月19日Sat [04:51] オランダ  

物語オランダの歴史

物語 オランダの歴史 - 大航海時代から「寛容」国家の現代まで (中公新書)物語 オランダの歴史 - 大航海時代から「寛容」国家の現代まで (中公新書)
桜田 美津夫

中央公論新社 2017-05-18
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文春新書の「物語オランダ人」はもう16年前になるのか。これは作者も内容も異なるものなのだが、やはりこの様な真っ当な教科書から始めた方が良いのだろう。先の本はオランダ人への偏見を助長するのはたしかなのだろうが、あまりにも逆出羽守過ぎて、衝撃であった。「多文化共生」の現実がそんなものであることは知っていたのだが、幾らアンネがどうだと言っても、ユダヤ人が根こそぎ連行されたのは、ユダヤ人が管理されていたということでもあるし、オランダの歴史を俯瞰すると、国民国家の試みは常に挫折してきた感もある。寛容であることのジレンマが統合を妨げているのではなく、そもそも寛容であると統合はされない。その意味では日本もインドネシアも根本的価値観まで差し出す必要がなかったということでラッキーではあったのかもしれない。

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