2017年08月13日Sun [05:49] 中国  

宮柊二『山西省』論

sanseishiyo_170242.jpg宮柊二『山西省』論
佐藤通雅

柊書房 2017-03-01
売り上げランキング : 3087706

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


歌集の版元なんだな。著者も定年教員の歌人みたいで、半世紀以上も個人編集誌を出しているのか。宮柊二という人はよく知らんのだが、この版元の名前はあやかったのかな。『山西省』は昭和24年の刊行だそうだが、この時代は大陸から戻ってきた兵士も多かったろうし、歌集なども売れた時代だったのだろう。戦争中に創作したものかもしれんが、火野葦平とか石川達三と比べるのも野暮な話。八路軍を悪く書かないのも発表時の時代の精神も関係していよう。戦場からラブレターとかを軍事郵便で送っていたそうだが、ほぼ検閲ナシで届いていたのは自身が軍事郵便局の検閲係であった関係もあるらしい。メールとか電話がある訳ではないし、戦地からの手紙は膨大な量になった上に、ソレ以外の機密文書などもあったろうから、実際のところ、検閲はわりとルーズではあった様だ。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する