2017年06月10日Sat [04:59] ラオス  

市場を織る

市場を織る: 商人と契約:ラオスの農村手織物業 (地域研究叢書)市場を織る: 商人と契約:ラオスの農村手織物業 (地域研究叢書)
大野 昭彦

京都大学学術出版会 2017-03-27
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博論かと思ったら、1953年生まれの教授だった。長年の研究成果なのだろうが、550ページはさすがにキツイ。ラオスの織元制度は、アンデスのセーターなどと同じシステムだったので驚いたのだが、日本の機業でもかつてはそうだったそうなので、世界中に類似のものがあるのだろう。糸主ではなくとも、工賃仕事は基本的には作り手の資産ではない訳であるから、販売も自由にできるものではない。ラオスに於いては資本も市場も、この場合使用貨幣さえもタイにある様だが、華人の割合なども知りたかった。中国製の原料は安物であるから、高級品は作れないとのことだが、大市場の中国にも市場は無いのだろう。キープ暴落やタイの政情にも甚大な影響を受ける仕事であるが、NGOやフェアトレード、更にはネットでその先の市場と直に繋がっていく可能性もあるので、仲買人もこの先厳しいものがあるのかもしれん。

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