2017年06月09日Fri [05:15] 中国  

乱流 

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秋田 浩之

日本経済新聞出版社 2016-09-02
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福建時代の習近平が著者に「日本人が好きだ」と言ったというのは今にしてみれば衝撃的でさえあるのだが、世代的にも、その経歴的にもそれが本音である可能性は十分あるか。王毅が対日強硬発言を繰り返しているのとは訳が違うが、反日コスプレは中国のTPOではある。それは米国に対しても同様かと思われるが、逆に言えば、日本も中国に対して同様である時代に入ったことを中国としても理解しやすいであろう。岸田が安倍と盟友であるのと違って、王毅は習近平に会える存在ではないということは中国外交のが内政の枠内に留まり、国際舞台で下手なアピールを繰り返す要因でもあるのだが、同じ中央の支配下とはいえ、軍は外交よりずっと上の存在である。習近平が唯一配慮するのが軍ということになるが、中国が軍拡に踏み切らざるを得ないのもその辺か。ある意味、帝国日本の天皇と軍の関係に似たところがあるが、習近平が軍の暴走をコントロールし切れなかったものの、民心はコントロールした天皇を意識しているのは確かだろう。

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