2017年05月27日Sat [06:19] シンガポール  

日本人のシンガポール体験

日本人のシンガポール体験: 幕末明治から日本占領下・戦後まで日本人のシンガポール体験: 幕末明治から日本占領下・戦後まで
西原 大輔

人文書院 2017-03-15
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日本シンガポール協会の機関誌に12年も連載されたいたものらしい。この手の機関誌では定番テーマではあろう。シンガポールとは国家間としては数十年の関係でしかいのだが、その関係の始まりは平安時代からというのはさすがに驚いた。平城天皇の第三皇子であった高丘親王が亡くなったのはシンガポールかジョホール付近とのことだが、天竺行きの途上であったのか。その後も欧州航路の途上でもあったこともあり、日本人にとってメジャーな地であったのだが、戦時中の暗い影が尾を引く事がなかったのも、その本質が日本と中国の対立軸であったからであろう。別にインド系やマレー系が異を唱えた訳ではないのだが、国内事情的にもその件に固執する訳にはいかなかったし、その必要性もなかった。「昭南島」というのも別にタブー視されているワードではなく、「昭南時代」など歴史的用語として普通に使われるという。まあ「ラッフルズ」みたいに看板にまではしないが、その件だけで、それ以前、それ以後のシンガポールの日本体験を無効にすることは無いのである。

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