2017年05月14日Sun [06:23] モンゴル  

スターリンとモンゴル1931-1946

スターリンとモンゴル 1931‐1946 (東北アジア研究専書)スターリンとモンゴル 1931‐1946 (東北アジア研究専書)
寺山 恭輔

みすず書房 2017-04-08
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前著に続き、これま重厚な書だけど、スターリンのこの姿はインパクトがあるな。ブリヤート族の衣装とのことで、モンゴル国のとは違うのかしれんが、その辺の知識は無い。これも常識なのかもしれんが、スターリンは民族政策に対する関心は並々ならぬものがあり、特にモンゴルに関しては著者が指摘している通り、中華民国に対して独立を認めさせなかったら、今、モンゴル国が存在している可能性は低いので、逆説的だが、モンゴル国の育ての親とも言える。実際、蒋介石に委譲することも、バルト三国の様に併合することもできたのだろうが、そうならなかったのは日本要因もあろう。モンゴルの警戒対象は日本だけに留まらず、中国に対してもあって、モンゴル統一を認めたら、その拡大範囲がブリヤートから極東まで及ぶ可能性もある訳で、現実的脅威は日本でも潜在的脅威の中国にはより大きな警戒心が必要だったのかもしれない。日本人と中国人の結託がスターリンの恐れるところであったのだろうが、ウランバートル在住の中国人は日本のスパイという位置づけだった様だ。

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