![]() | 対ロ平和的積極外交 小町 恭士 中央公論新社 2017-03-08 売り上げランキング : 201000 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
大使ものであるが、ロシア・スクールの著者はオランダ、タイの大使で上がり。モスクワは3期計8年だったらしい。前東宮大夫でウィキもあったのだが、ソビエト課長からロシア課長に横すべりし、真紀子に更迭の更迭されたりといった人らしい。同期に田中均と天木直人か。となると良心派の方だったのかな。モスクワ勤務時代の話はあまりなく、ほとんどが本省での交渉話。宗男みたいに真紀子への恨み節を書いている訳ではないが、経歴から察するように真面目な性格なのか、あまり面白いものではない。ソ連崩壊前後の混乱期が日本のチャンスであったということはたしかだろうが、ゴルビー来日での交渉はロシア共和国の監視役がいて、ロシアを差し置いてソ連と領土取引させないという状態だったしい。とはいえ二島であれば、出すもの次第であったのもたしかみたいで、獲るものは獲っておいた方が良かったのかもしれん。プーチンなら韓国みたいに政権が変わったからと、反故にすることはなかろう。

Trackbacks.
-
*対ロ平和的積極外交 * のトラックバックURLはこちら
- http://neto.blog10.fc2.com/tb.php/15980-171b985f