2017年04月30日Sun [06:06] 中国  

清朝の興亡と中華のゆくえ

叢書「東アジアの近現代史」 第1巻 清朝の興亡と中華のゆくえ 朝鮮出兵から日露戦争へ (叢書東アジアの近現代史)叢書「東アジアの近現代史」 第1巻 清朝の興亡と中華のゆくえ 朝鮮出兵から日露戦争へ (叢書東アジアの近現代史)
岡本 隆司

講談社 2017-03-22
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叢書「東アジアの近現代史」 の第1巻として気合が入ったそうだが、あとがきの日付が去年の4月。ということは先に出た2冊の著書より前に仕上げていたのか。気合が入って締め切り守ったのに、第二巻以降の人の遅れに付き合わされたのかな。第2巻以降はまだ仮題だそう。締めの巻の編者にも竹島問題の池内敏(遅延芸の東大教授ではない)と名を連ねており、「台湾と琉球からのまなざし」という仮題なのだが、たぶん総論として執筆陣全員集合なのだろう。中共は清朝期の版図を引き継ぐとしているので、モンゴルやシベリアなど一部修正もあるが、現在の民族問題の根本は清朝期にあると言ってもよかろう。異民族支配というのが革命の論理であったことは間違いないのだが、その革命を受け継いだはずの中共が清朝の民族政策を受け継ぐというのだから矛盾が生じるのは必然である。中華民族という担保上、清朝の脱民族性を図らなければならない立場としては日本は抗日戦争の枠組みで利用できるが、満洲国は煮ても焼いても食えない遺物であろう。

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