2017年04月17日Mon [04:55] 南アジア  

帝国から開発援助へ

帝国から開発援助へ―戦後アジア国際秩序と工業化―帝国から開発援助へ―戦後アジア国際秩序と工業化―
秋田 茂

名古屋大学出版会 2017-02-03
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イギリス帝国史の人。スターリング圏というものが今も存在するのか分からんし、英連邦も主要通貨はドルだとは思うが、かつては今のドルの位置にあった通貨。少なくとも第二次大戦まではアジアの主軸通貨であったと言って良い。日本も1951年の占領終了直前にスターリング支払い協定改訂締結し、対英や他のスターリング協定地域との貿易に使用されたらしい。香港では下落したポンドの入手が可能だったので、公定レートで日本製品を仕入れ、安価なポンドレートが通用する国で売りさばいて大儲けしていたのだという。邱永漢もこのクチだったのかもしれない。インドが独立してスターリングの債務国から債権国になったというのは、インド軍の海外派兵経費を負担したからなのか。インドもパキスタンも独立後にイギリスへの資産支払いの義務があって、支払いを続けていたのか。日韓交渉での「久保田発言」の背景にも、そうした当時の常識が関係していたのかもしれない。

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