2017年04月12日Wed [06:14] 中国  

日本と中国経済

日本と中国経済: 相互交流と衝突の100年 (ちくま新書1223)日本と中国経済: 相互交流と衝突の100年 (ちくま新書1223)
梶谷 懐

筑摩書房 2016-12-06
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日中経済関係通史といったところだが、在華紡時代と先の反日暴動の類似性はよく指摘されること。その間は戦争であったり、共産化であったりで、日中経済関係が空白ではないが、制限下にあった為、改革開放の過渡期が過ぎた頃になって、時代がプレイバックしてしまった。日貨排斥に共産党と国民党が関わっていた事もあるが、先の暴動が100%民意であるとするのは苦しいだろうし、その後大きな反日暴動が無いのも100%民意であるとは言えない。経済活動は共産党が指導の下と言うのは建前と言えばそれまでだが、実際の現場では共産党の影は無視できない。脱亜、実利、連帯の三分類は今でも可能であろうが、1.中国が帝国化したことによる脱中国、2.日本経済は中国の経済力にひれ伏さなくては生きていけないという形の実利、反安倍政権としての中国連帯の三分類である様に思える。中国としては1を警戒し、2を宣伝し、3を工作するという形になるのだろうが、それは戦争中の日本の対中政策とも近似性がある。それが相互交流と衝突の100年なのであろうが、日中が合わせ鏡であることは確かか。

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