2017年04月01日Sat [05:34] 韓国  

乳がんと共に生きる女性と家族の医療人類学

乳がんと共に生きる女性と家族の医療人類学――韓国の「オモニ」の民族誌乳がんと共に生きる女性と家族の医療人類学――韓国の「オモニ」の民族誌
澤野 美智子

明石書店 2017-02-10
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博論もの。医療人類学という専門は知らんかったが、医学系ではなく、文化人類学の系統の様だ。ナヌムの家みたいな政治的なものとは違う様だが、乳がん患者の共同の家というのが韓国にあるそうで、そこのフィルワ。おそらく日本では成功しないフィールドワークと思われるが、韓国は取材の垣根が低い国なので、特に諸悪の元凶である日本人男性に虐げられている日本人女性は韓国人の同士という見方もあるので、受け入れられやすいだろう。自分が患者だったら、文化人類学研究者などは相手にしないと思うが、看護学生の実習なら喜んで協力する。著者の場合、同情するならカネをくれではないが、同情して研究の相手になるなら、身の回りの世話をしろというのはあったらしい。それが嫌になったこともあったそうだが、親しき仲には礼儀遠慮距離感一切無しの世界だから、それも研究のうちであろう。ネットで韓国人を揶揄する際に使われる「火病」についての具体的解説がある。

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