2017年03月31日Fri [05:17] 中東/アラブ  

イスラーム国の黒旗のもとに

イスラーム国の黒旗のもとに ―新たなるジハード主義の展開と深層―イスラーム国の黒旗のもとに ―新たなるジハード主義の展開と深層―
サーミー・ムバイヤド 高尾賢一郎

青土社 2016-09-17
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原著は2015年か。ピークの頃に翻訳出せたなら、日本人でも西洋人でもないシリア人の著者だから話題になったと思うが、遅きに失した感はある。ISの資金源が原油で、それを買っているのはシリア政府という構図は周知の通りなのだが、日本も米国から石油を買って、それで戦争をしていた訳だし、米国が日本に対してそうだった様に、シリア政府もISの生殺与奪の権を握っているところはある。それをしないのは市場の20%という価格が理由だけではなく、他の反体制勢力との絡みもあるし、トルコへ流れる分があるからだろうが、まあ茶番と言えば茶番であろう。ISがイスラームの大儀とは別物の論理で動いていることを分かっていても、それをキリスト教世界に指摘されることには反発を覚える人たちは大勢いるのだと思う。そこに受け皿があある訳だが、その構図を人権だとか経済で解消するのは不可能であろう。

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