2017年03月22日Wed [05:24] イスラエル・ユダヤ  

霊と現身

霊と現身: 日本映画における対立の美学霊と現身: 日本映画における対立の美学
ツヴィカ セルペル

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イスラエル人の能楽研究者による日本映画論という毛色の変わったもの。翻訳者はクレジットされていないし、原著があるのかどうか分からんのだが、イスラエル国立科学基金の助成を受けたとの事。元々は俳優を志していたらしい。ということで演劇的要素が強い時代劇が中心なのだが、伊丹十三の他、「おくりびと」や「火まつり」といった現代劇も。日本映画というか文化の特徴として混合文化を挙げるのだが、それを日本人が普段意識しないのは宗教的枷が一神教の国に比べて緩いというところにあるのかもしれない、中国やインドもマジョリティは一神教ではないが、混合期を過ぎて既に強力な文化圏を完成させたので、後発文化が吸収されてしまうということはあるか。これほどユダヤ人が世界の映画製作に関係しているのに、現代イスラエル映画や映画人があまり知られていないというのはちょっと考察に値する。

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