2017年03月19日Sun [06:13] イラク  

大統領の客人

大統領(フセイン)の客人大統領(フセイン)の客人
池田 龍三

新潮社 2017-01-31
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新潮社図書編集室は自費部門の様だが、アマゾンに4つもレビューが付いている。この時世で講演会に呼ばれることが多いみたいで、そこで販売しているのかもしれない。20年以上前、もしくはサダムが生きているうちであれば、自費でなくとも出版できたのだろうが、読んでなるほど、会社との縁が切れないと微妙な描写もあるか。住友商事のクウェート駐在の時にイラクで人質となった人だが、サダムと差しで話した日本人は中曽根と平山健太郎と著者の3人だけだという。他にも会った人の話は聞いた事があるのだが、この場合「本物」と推定される件に限ってのことか。小便をしたまま洗わない手で握手してやったそうだが、抵抗はその程度で、家族や人質仲間の為にもサダムに環境改善を直訴するのを優先させている。例のトルコ航空救援機などの「美談」は全く出てこない。日本大使館、住友商事のミスでクウェートからバグダッドに移送された様なもので、当時、単身赴任中だった所長がタイから女性を連れてきており、一緒に日本大使館に避難したが、タイ国籍の女性はタイ政府救援機で帰国したなんて暴露話も。帰国後、ニュースステーションに出た時に久米宏の誘導に乗らず、政府批判をしなかったら、CM中に台本を投げられたとか、土井たか子が人質解放を妨害したとか、結構出てくる。住友商事は定年まで勤めた様だが、何があったか分からんが、今でも子どもには大きな影を落としていると思っているようだ。

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