2017年03月10日Fri [05:33] 中国  

赤い星は如何にして昇ったか

赤い星は如何にして昇ったか――知られざる毛沢東の初期イメージ (京大人文研東方学叢書)赤い星は如何にして昇ったか――知られざる毛沢東の初期イメージ (京大人文研東方学叢書)
石川 禎浩

臨川書店 2016-11-30
売り上げランキング : 163023

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


84年に留学した人なのか。その頃だと、「中国の赤い星」は必読書であったのだろうが、今や中国研究の人でも読んでいない人がいるのかもしれない。毛沢東も、もはや歴史上の人物以上の意味を持たなくなっているのかもしれないが、六四前までは中国を理解する重要なアイコンであり、バイブルであったも言える。もはや現実性を失ったその虚像を暴こうというのではなく、そのイメージがどう表象されてきたかということが現在の研究のあり方であろう。「マオ」の批判はさておき、「赤い星」が現実性を持っていたのは延安時代である。「赤い星」も毛沢東も戦時中の日本で知られていたというのは意外かもしれないが、当時も現在と同じく、「支那通」がいて、「中共ウォッチャー」が存在したのである。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する