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2006年05月31日Wed [00:00] 韓国 | 本・雑誌 |読書メモ  

韓流インパクト

韓流インパクト―ルックコリアと日本の主体化
小倉 紀蔵
講談社 (2005/07)
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この人の本はいつも感心させられるのだが、この本はイマイチ。著者が「日韓友情年」の実行委員を務めていたとは知らなかったが、この「韓流」の過大評価ぶりはどうだろう。古い韓国イメージの時代から、韓国をやっている人にとっては。それが十分「インパクト」に映るのだろうが、一般の人にとっては、一部で流行っているくらいの感覚しかない様な気がする。とても韓国が日本社会全体に影響を与えているなどとは言えないだろう。しかし、面白いのはその証左として持ち出すのが朝日関係の記事。実に引用の8割くらいが朝日なのは何か確信犯的なものを感じた。後半にその朝日をチクリとやる箇所もあるので、実は著者一流のホメ殺し作戦かとも思った。それはNW日本語版によく出てくる韓国人研究者のおかしな点を指摘している箇所にも現れているが、この辺にはいつものキレを感じる。韓流は日本の陰謀だという見解のハンナラ党の政治家がいるというのは意外だったが、これは「韓流」を押し進める与党に対する政争の面もあるのではなかろうか。この辺にはちょっと興味がある。しかし、著者が言うように「日本は韓国に学べ」というコンセンサスができているなら、我々も韓流を韓国による「文化侵略」とみなすべきではなかろうか

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