2017年02月27日Mon [03:42] パラオ  

土方久功正伝  日本のゴーギャンと呼ばれた男

土方久功正伝―日本のゴーギャンと呼ばれた男土方久功正伝―日本のゴーギャンと呼ばれた男
清水 久夫

東宣出版 2017-01
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土方久功という人は中島敦との絡みで記憶にあるのだが、パラオに住んでいた彫刻家で、著者は世田谷美術館で学芸員をしていた人らしい。遺族から土方の日記の寄贈先について相談を受け、自ら翻刻をして、退職金をつぎ込む覚悟で出版先を探したのだという。結局、民博の調査報告という形で出版は出来たそうだが、この評伝は自前なのかな。日本のゴーギャンと呼ばれるだけに、現地女性との関係が興味深いのだが、この辺は当時、南洋に行った単身男性にとっては通常のことなのだろう。「オクサン」として当てがわれたのが、17歳の娘だったそうだが、日本国内でも、外国人男性は同じ様なケースはあったと思う。日本に派遣されたイスラム教指導者の評伝にもそんな話があった。ただ、土方という人は少女趣味(原文ママ)があった様で、ロリコンというやつだが、ヌードモデルに13歳の女の子を使って、その子に対する偏愛を日記に残していたりする。芸術家なので、遺族がクレームをつける筋合いのものではなかろうが、現在であれば、出来ないものであろう。

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