2017年02月23日Thu [06:27] 中国  

君と共に中国を歩く

君と共に中国を歩く君と共に中国を歩く
呉 祥輝 東 光春

評言社 2017-01-26
売り上げランキング : 287789

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


台湾人作家が息子と中国を旅するという話なのだが、その設定だと、外省人なのか本省人なのか、統一派なのか独立派なのかの二者択一になってしまうのだが、どうもそういうのとは性格が違う様だ。作家は本省人の様で、ウィキで見ると第三党の立場で政治活動もしているらしい。嫁はキャサリンと記されているがたぶん台湾人。息子二人は英国で教育を受けさせ、うち一人は日本にも留学させている。作品は北欧三部作とか、アジア三部作とかで、三毛にコミットしている国際派らしい。読んでいくうちにああそういうことかと分かったのだが、この世代の台湾人にとって、「中国」は外国であるとは言い切れないが、息子にとっては完全に外国であって、その辺のギャップを親子で埋めていこうという作業である。政治的表明はほぼ何も言わない。ただ作家は禅問答の様に息子に問い続けるだけなのだが、息子は当然の如く中国が好きではなく、好きになる必然性も感じない。結局、実際に息子がそう言ったのかどうかは怪しいが、中国人が好きでないにではなく、中国という国家イメージと、中国人の国際イメージが好きではないということが分かったのだと。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する