2017年02月21日Tue [04:29] 米国  

ホワイトネスとアメリカ文学 

ホワイトネスとアメリカ文学ホワイトネスとアメリカ文学
安河内 英光 田部井 孝次

開文社出版 2016-10
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福岡アメリカ小説研究会というところらしい。西南学院が拠点となっているみたいだが、時期的にトランプとの関係はないか。アメリカのホワイトネス文学といっても、実際はそれがメインストリームであって、それ以外はマイノリティ文学だの黒人文学だのと呼ばれたりはしている。つまりはホワイトネス文学がホワイトネス文学である為には非ホワイトネスとの対照性が必要になってくる訳で、ヘミングウェイやボールドウィンは作品の舞台装置としてそれが機能している。ただ、ホワイトネスが一枚岩ではないのは周知の通りで、アイルランド系やイタリア系はしばし、非白人として扱われてきたし、その対照性はWASPに求められる。現代文学でもその定式が有効なのは、同化に変わって差異化が新たなアイデンティティとして台頭してきたからで、文化芸術ではそれが大きな評価ポイントとされるのである。

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