2017年02月18日Sat [05:14] 中東/アラブ  

失われた宗教を生きる人々

失われた宗教を生きる人々――中東の秘教を求めて (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズII―14)失われた宗教を生きる人々――中東の秘教を求めて (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズII―14)
ジェラード・ラッセル 青木 健

亜紀書房 2016-12-17
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イギリスの外交官らしい。元々アラビア語プロパーで、カトリックだそうだが、イスラーム牽制で、このテーマという見方は表向き否定している。シリア内戦とそれに伴うISの台頭で、ドゥルーズ派やヤズィード教が注目されているが、中東が多数派のイスラームと少数派のキリスト教徒という理解が十字軍的発想の根本にあるのだろう。実際には秘教とされる集団は大宗教の影響を受けなかった訳ではないのだが、むしろそれにより、生存が担保されてきたところがあろう。ちょっと驚くのが外交官である著者がイラクやイランといった国で、偶然出会った人の家に泊まったり、クルマに乗せてもらったりしていることで、最初にカイロに赴任したときから、大使に出来るだけ外に出て現地の人たちと触れ合う様に言われたのだという。米国大使館員だと、そんな真似はできないだろうが、英国外交官なんて、その次ぐらいにリスクが高いんじゃないのか。

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