2017年01月26日Thu [05:17] 東アジア  

子どもとお金

子どもとお金: おこづかいの文化発達心理学子どもとお金: おこづかいの文化発達心理学
高橋 登

東京大学出版会 2016-10-10
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日中韓越の共同研究らしい。前橋国際大学というのは初めて聞いた。ただ、版元は東大出版会。こういうテーマは教育学ではよくあるのかもしれんが、国際比較は興味深い。ベトナムは知らんが、最近は中国でも韓国でも割り勘が市民権を得てきているものの、往々にして割り勘が一般的な日本人はケチだとか、情が無いと言われてきた。中国人や韓国人はそこに「道徳的優越感」を得ているのだが、歴史認識と違って、割り勘に劣等感を持つ日本人はほとんどいないのではなかろうか。撫順の奇跡を受け継ぐ会とか、統一教会、チュチェ研とかだと、割り勘は日本の悪習とされているかもしれんが、運動家はセックスまで割り勘にしたりするが、基本的に左翼は割り勘は平等だという意識だと思う。韓国人執筆者は割り勘が平等だと日本人に言われて驚いたのだそうだが、そこで反論してしまう自分の韓国人意識を気づかされたとも。ベトナムは中韓と日本の中間くらいの様だが、どうもその辺が各国の格差社会の特徴を現しているのかもしれない。日本人にとって、割り勘が悪いことではない理由が、人の上下関係を作らないというところにあるとしても、そうした平等感覚はやはり教育を通して子供の頃から習慣化されたものである。子どもとお金の関係は日本では厳格であるが、中国や韓国ではそうではなく、子ども同士でおごりあうのも一般的なのだとか。

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