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2006年05月14日Sun [12:40] 中国 | 本・雑誌 |  

中国がひた隠す毛沢東の真実

中国がひた隠す毛沢東の真実
北海 閑人 寥 建龍
草思社 (2005/09/25)


北海閑人というと何だか日本人っぽい名前だが、著者は北京在住の老幹部ということになっている。『争鳴』に書いている人だそうで、例によって著者は一人ではないかもしれない。そのせいか、台湾出身の訳者のせいか分からんが、前半は話がまとまっておらず読みづらい。日本は儒教だから、中国の言うことを聞けという中国人のホンネを出したところは、正直でよろしい。今日も今頃になって中国外務省の厚顔無恥な反日デモコメントが出たが、ようするにそういうことだ。運動経験者なら自然発生的デモなんてものがありえない事は自明のことだが、ましてや中国の様な国で、そんなことが起こったと思っている人はオメデタイものだ。そんな感じで、中国国外の人間にとっては取り立てて新しい情報はないのだが、後半の「毛沢東の私生活」関連は結構東スポが入ってるので笑った。毛が両刀使いというのは初耳だが、あの異様な性欲の上に、男色までしてたとすると、ほとんど皇帝ネロの世界である。「鞭屍文化」の章も面白かったけど、こういう書き方はちょっと考えさせられる。それにしても、相変わらず『マオ』はまだ読めていないが、実際問題、中国でもある程度の「知識人」にとってのマオ像はこんなものであろう。クルマに毛の写真が飾ってあるから、毛沢東は未だ尊敬されていると勘違いしている人がいるが、それはあくまでも「クルマが少なく、交通事故が少なかった時代」に引っ掛けたお守り。たしかに記念館を作って死体を崇めてることを苦々しく思ってる人たちは、当然、靖国でもそんなことをしてると思ってるんだろうね。

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