2017年01月05日Thu [05:46] 中国  

内藤湖南

内藤湖南: 近代人文学の原点 (単行本)内藤湖南: 近代人文学の原点 (単行本)
高木 智見

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内藤湖南の評伝ではなく、内藤湖南論。中国古代史の人で、世界史リブレット人の「孔子」の著者らしい。内藤湖南と白川静の中国での評価はどんなものなのか知りたいところなのだが、中国でシンポが開かれ、呼ばれて講演したそう。「支那論」はやはり「中国論」と変換されるのか。中国の視点で中国を見ることの重要性という主張は中国人は大いに感心するところなのだろうが、それがただの出羽守になってしまっては元も子もない。支那の視点などという共通認識はあるのかという疑問も。今の中国人が孟子の教えに従って生きている訳ではないだろうし、結局のところ、幻想の中国と現実の中国のギャップにどう折り合いをつけるかが、中国理解のキモなのだろう。たしかに戦中はそれで失敗したのだが、その失敗が現在でも繰り返さている様な気もする。

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