2016年12月22日Thu [04:33] 米国  

暴走するアメリカ大学スポーツの経済学

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宮田 由紀夫

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アメリカではメジャーなテーマかと思うけど、その自身の病理となると、日本の大学でも腰が引けるところがあるから、アカデミックというよりジャーナリズムの領域で議論されているのかもしれない。日本の高校野球の盛り上がりなどとは比較にならない巨大なマネーが動くのがアメリカの大学スポーツなのだが、実際はアメフトが突出していて、バスケットと2種目で全体を支えている様な感じか。戦前の日本でも大学野球は職業野球を凌駕していた時期があったが、アメリカの大学アメフト強豪校は数万人規模の専用スタジアムがあったりするから、単にNFLの予備門という位置づけとは違う。スター選手を奨学金だけでプレーさせられるのだだから、トップ・レベルであれば収益は膨大である。日本では収益は大学の知名度を上げて、受験生を増やすという一点に絞られるが、アメリカではレガシーや富裕層子弟の入学確保の手段としても有益なのだという。一般の入学選考試験だと昔ユダヤ系、現在アジア系ばかりになってしまうので、アファーマティブ・アクション枠とのバランスをとるためにも、授業料を全額納め、寄付金も期待できる層を入学させなくてはならない。大学のブランド力は重要なのであろう。

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