2016年12月06日Tue [03:19] 東アジア  

日米開戦と人造石油

日米開戦と人造石油 (朝日新書)日米開戦と人造石油 (朝日新書)
岩間 敏

朝日新聞出版 2016-10-13
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博論もの新書。新書なのに最後に注釈がまとめて30頁以上も。博論といっても、著者は石油公団理事まで務めた人で、退任後に一橋の博士課程に入ったという。指導教官の吉田裕より8歳、中野聡より13年上か。吉田や中野みたいなイデオロギー系ではなく、文系ながら石油公団にいたこともあって、理系的な考察。著書も何冊かある。最近出た文春新書の『日本軍はなぜ満州大油田を発見できなかったのか』とは名前が似ているが別の人。ただ内容的には被るところもある。石油調達を巡る軍の独断専行がそれで、こちらには海水石油で騙された話は無いが、石炭液化の人造石油をドイツからプラント輸入するにあたって、これまでの開発費が無駄になると、横槍が入ったなんてこともあったらしい。松根油の話もあるが、いずれにしても、米国の禁輸発動の時点で終わったも同然だったか。

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