2016年12月02日Fri [04:30] 東アジア  

東アジア和解への道

東アジア 和解への道――歴史問題から地域安全保障へ東アジア 和解への道――歴史問題から地域安全保障へ
天児 慧

岩波書店 2016-09-28
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あの毛里組の「新しい日中関係を考える会」と、朝日と早稲田共同のとの2つのシンポ本らしい。で岩波の馬場公彦と朝日で本にしたとのことだから、まあ察しはつくのだが、環球の南京人趙強まで呼ばれているのか。趙も期待通りのサービスなのだが、天児もさすがにこれを評価する訳にはいかず困惑が見て取れる。歩平が亡くなったので、その前に書かせている故人を良い意味で比較的親日に見せる哀悼の意でもあるのかな。歩平が亡くなったのが8月で、6月には呉建民も亡くなっていたのか。追悼論文集みたいになってしまったが、日本は反省すべしが遺言だとすると、やりきれないな。そもそも「和解」が「あの戦争」の件限定であるというのが腑に落ちない。非があるのが片方だけなら、謝罪と赦しという儀式が避けて通れなくなる。現在の日中韓台間の人的、経済、文化交流にその儀式が無いと支障が生ずるとは思えないし、あったところで何が変わるものではなかろう。当事者がいた戦後すぐに象徴として行うなら意味もあったが、70年も経てば、誰が誰と和解するのか分からない。政治ショー以上の意味はなかろう。

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