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2016年10月25日Tue [04:54] 米国  

ヘンリ・アダムズとその時代

ヘンリ・アダムズとその時代: 世界大戦の危機とたたかった人々の絆 (フィギュール彩)ヘンリ・アダムズとその時代: 世界大戦の危機とたたかった人々の絆 (フィギュール彩)
中野 博文

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最初に登場人物リストは提示してあるのだが、ヘンリ・アダムズが主人公という訳ではなく、周囲の人間のバトルロイヤル状態なので、混乱する。ヘンリ・アダムズの重要性もアメリカ史以外の人にはよく分からんのだろうが、日本との関係性に絞って言うと、日露戦争で日本の勝利を予想した上で、ロシアの混乱が欧州に波及するのを恐れ、ロシア支援にまわったということか。日清戦争に勝っても、列強に干渉され清国有利の賠償となり、日露戦争に勝っても例の松本楼焼き討ち事件みたいなことになれば、積もった欧米への不信感が日本を三度目の正直へと向かわせたという理解もあるか。非文明的な国は戦争で潰して良いという認識は現在でもあるのだが、日本が認められたのはロシアや中国より文明的であると見られたという部分はあろう。それも元をたどればアメリカがイギリスに抱く文化的コンプレックスにあるのかかもしれん。

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