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2016年10月20日Thu [03:19] 米国  

安全保障政策と戦後日本1972~1994

安全保障政策と戦後日本 1972~1994 ―記憶と記録の中の日米安保安全保障政策と戦後日本 1972~1994 ―記憶と記録の中の日米安保
河野 康子 渡邉 昭夫

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千倉真理書房は政治学術書を主体としているのに、立ち位置が明確でないものが多いな。70年代安保総括と樋口懇研究の二本立てなのだが、安倍政権の安保政策に結び付けるわけでもなく、純粋に流れを再記録といった形である。拓大の安保博士の人もいるが、執筆陣も色は無い様である。樋口懇は細川の戦後レジーム見直しではあったのだろうが、脱日米同盟後のビジョンを見いだせなかった。ソ連に代わる中国や北朝鮮の核といった脅威が現実的ではなかった当時が戦後唯一訪れた脱米のチャンスだったのかもしれないが、それに代わる自主防衛に対するアレルギーも脱することができなかった。中国はまだ「瓶のふた」が必要であり、過渡期後期の村山、河野での「アジアシフト」も中国からは事実上無視された形で空振りに終わった。

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