2016年10月15日Sat [00:18] アイルランド  

英語という選択

英語という選択――アイルランドの今英語という選択――アイルランドの今
嶋田 珠巳

岩波書店 2016-06-24
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アイルランド人は別に自国語を棄てて英語を選択したという意識はなかったのではないか。というのは示唆に富む仮説である。自国が話せない親と学校で自国語を習う子どものアイデンティの逆継承は珍しい話でもないのだが、将来、アイルランドがアイルランド語を唯一の公用語として定めたとしても、英語は話し言葉として継承される限り、自国語を選択したという意識は生まれないだろう。英語がリンガフランカとして機能している欧州では、アイルランドが例えばシンガポールの様に戦略的に英語を公用語させているという訳でもなく、英語自体が元々、自国語であり、アイルランド語を共通語として復活させるのは困難を伴うという事情があったのだろう。英国のEU離脱で、英国との特殊関係がどうなるかは分からんが、独立スコットランドと組むという選択肢はないか。

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