2016年10月06日Thu [04:47] ロシア  

チェーホフさん、ごめんなさい!

チェーホフさん、ごめんなさい!チェーホフさん、ごめんなさい!
児島 宏子

未知谷 2016-08
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チェーホフの短編などを訳している人らしい。チェーホフへの呼びかけ形式であるのだが、別に誤訳ですいませんとかではない。訳したのは大人向け絵本という形式のシリーズらしく、文より絵が目立ってごめんなさいということでもない様だ。この本自体はNHKのテキスト連載十数年分とのこと。タイトル話の続きになるが、チェーホフが望んだ様な社会にはならず、心痛極まりない事件が続出している現在を鑑みて、ごめんなさいだそうだ。著者の好きな作品として「ねむい」をあげているのだが、子守の少女が疲れ切って、思わず赤ちゃんを絞め殺してしまう話。そんな事件は今でもあるのかもしれんが、子守の少女でなくとも、自分の子どもであっても、育児ノイローゼで我が子に手をかけるというのはよく聞く話。チェーホフがすごいのは殺したところで、話が終わるので、その先、どうなったのかは読者の想像に委ねられる。

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