FC2ブログ
2016年09月24日Sat [02:25] 中国  

蜜月と軋み

蜜月と軋み 1972- (日中の120年 文芸・評論作品選 第5巻)蜜月と軋み 1972- (日中の120年 文芸・評論作品選 第5巻)
張 競

岩波書店 2016-07-29
売り上げランキング : 813498

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


これで打ち止めか。さすがに70年代に入ると、日本側のポチョムキンは無いのだが、中国側は逆に友好路線から現在まで続く教条路線に転じた観も。最初の中島健蔵と次の永井陽之助のは時代的には同時期なのだろうが、年の差が20あるので、ガラッと違う。瀬戸内寂聴と有吉佐和子も10違うが、寂聴の世代までは大衆を指導するという知識人という中共式の作家観が普通に共有されているんだな。日中文学交流が頓挫したのもそうした世代交代の関係だろうけど、寂聴より2歳上の山崎豊子まででその時代は終焉したのかもしれない。北京飯店で六四に遭遇した水上勉の狼狽ぶりも印象的でであるが、船橋洋一もこの時代は中国のタブーに踏み込んでいたんだよな。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する