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2016年08月25日Thu [01:39] ドイツ  

戦後ドイツの抗議運動

戦後ドイツの抗議運動――「成熟した市民社会」への模索 (岩波現代全書)戦後ドイツの抗議運動――「成熟した市民社会」への模索 (岩波現代全書)
井関 正久

岩波書店 2016-06-18
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シールズ効果という訳ではないのだろうが、しばき隊にしても、ドイツのネオナチやペギーダを迎え討つカウンターデモのパクリみたいなものだろう。日本のデモがかくも冷笑されることについても、ドイツでは違う「ドイツに学べ」的言いぐさがあるのだが、ドイツのデモが果たして市民の広範囲の支持を集めているのかというところを検討するにも良書だと思う。単純に言えば、支持があった或は賛同者が多くいたと思われるのは西の68年運動と東の89年辺りで、西の運動がその後お決まりの分裂、過激化したのはドイツ赤軍と日本赤軍がほとんど双子の関係と言っても良かろう。そうした流れで、市民の自発的デモという側面は消え、日本同様、デモは党派主導実行というのが常識である様だ。チェルノブイリ以降の反原発デモも左翼に完全に乗っ取られた形だが、ペギーダは市民主体を標榜しているのか。ギーダ系と呼ばれる運動主体は複数あって、本家のペギーダはガイドラインを設けて、それに従わないのは認めないという立場だそうだが、「市民」に限って言えば、ドイツでは右の方に吸引力があるか。

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