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2016年08月19日Fri [05:05] オセアニア  

海のキリスト教

海のキリスト教――太平洋島嶼諸国における宗教と政治・社会変容海のキリスト教――太平洋島嶼諸国における宗教と政治・社会変容
大谷 裕文 塩田 光喜

明石書店 2016-07-15
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興味深いテーマではあるのだが、冒頭から聖書チックに始まるので、研究書としては異質かもしれん。この地域がキリスト教宗教圏となったのは、言うまでもなく帝国主義的布教によってだが、そうした見方は取らないのは、執筆陣がキリスト教関係者ということではなく、既にキリスト教がアイデンティティ化された文化の一部であり、それを否定すれば、、その国も人も否定することになるからであろう。キリスト教の布教は得てして貧困層への物質援助か医療であるのだが、南太平洋の場合、貧困は無いから、伝染病へのクスリ配布で救世主となることにより、推し進められた様だ。そうしたキリスト教話の中で、トンガ政治の話がある。十年くらい前に中国人にパスポートを大量に売った事件があったが、それが政争化し、台湾と断交したうえ、「親日国」なのに中国の言うがまま日本の常任理事国入り反対を明言した政権は結局、倒されたのか。中国人経営の商店が襲われたそうだが、ソロモン諸島でもそんな話があったな。

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