2016年08月06日Sat [04:35] 中国  

日中友好会館の歩み

日中友好会館の歩み―隣国である日本と中国の問題解決の好事例―日中友好会館の歩み―隣国である日本と中国の問題解決の好事例―
村上立躬

日本僑報社 2016-06-22
売り上げランキング : 1710940

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


これが日本僑報社からというのも、友好団体の終焉を表している気もするのだが、冒頭が中曽根、締めが中根千枝の寄稿というのも何か異界に来たような。善隣会館を日中友好会館に立て直す際に112億円もかかったそうだが、1980年頃でもそんなにしたか。日本政府は20億、中国政府が5億、後は財界、銀行がカネを出したそうで、財界にとって、それだけ「友好」の価値があったということ。カネが動く上、当時は「友好」も票になったから、政治家も沸いてくるのだが、要は日中の蜜月もカネの切れ目が縁の切れ目ということで、動くカネが少なくなったということである。中国が5億出したといっても、実質キックバックだろうし、それ以上の発言権というか利権を確保しているのはお約束通りである。歴史教科書問題で圧力をかけたを自慢げに振り返っているし、中国チベット平和解放50周年記念祭を共催したり、やりたい放題であるが、交流行事がストップするなど大事件であったはずの第一次、第二次反日デモ暴動は全く無かったとことになっているのには笑った。天安門事件に関しては後楽寮入寮生の中に大使館へデモった奴がいたが、大使館の尽力で丸く収まったとかだけ記述。事実上、中国共産党が支配する会館であるのだが、ここを含めた日本の利権はまだ習近平は掌握していないということは分かった。習もそうだが、共青団系以外の名前は出てこない。2012年に顧問に就いた著者がその記録を2012年までで止めているのは何でだろね。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する