2016年07月15日Fri [02:13] 中国  

多角的視点から見た日中戦争

多角的視点から見た日中戦争 ―政治・経済・軍事・文化・民族の相克多角的視点から見た日中戦争 ―政治・経済・軍事・文化・民族の相克
馬場毅 編

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愛知大の日中戦争史研究会らしい。愛知大のみならず、東海地区の院生なども参加している様だが、東亜同文書院の精神を引き継いでというものではないか。とはいえ、かつての様な「侵略戦争史観」は影を潜め、より当時の実態に即した研究が求められることとなっているので、昨日読んだ田中上奏文によって重慶爆撃が計画され、日本は原爆で報復されることなったといった岩波の中国官製研究書などは共同研究の俎上には載らくなるか。逆に軍事領域は互いに「仮想敵」となったことで、実事求是が図られるかもしれん。もう一つは文化領域であって、リアル戦争中でも日中間の文化交流が形が歪でも存続していたという事実は中国側にとって、興味深いこととも思われる。もちろん、今後そういう事態が起こり得るという上での話だが、ソフトパワーが緊張をどれだけ溶解するかというかについて、中国は正に実験中なのかもしれん。そうした「多角的視点」は無論、日本にも必要であるのだが。

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