2016年07月07日Thu [01:55] エジプト  

ナセル

ナセル―アラブ民族主義の隆盛と終焉 (世界史リブレット人)ナセル―アラブ民族主義の隆盛と終焉 (世界史リブレット人)
池田 美佐子

山川出版社 2016-05
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山川世界史リブレット人。サダトではなくナセルなのは必然か。エジプトの先の革命で、軍がキャスティングボートを握って、選挙で選ばれた同胞団大統領をクーデターで追放したことが支持されたのも基本的には「ナセル主義」の文脈で捉えるのが妥当なのかもしれん。混迷のシリア情勢の中では、ほとんど忘れられていた「アラブ連合」精神も顧みる価値があろう。ナセルが社会主義に接近したのもプラグマティズムと言われているが、これも時代の精神や地政学的事情は関係していた。ナセル自身はマルクス主義に関心が無かった訳ではなく、イスラームとの併用は無理でも、アラブ民族主義とマルクス主義は部分的に併用は可能であると見ていたのかもしれん。

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