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2016年03月19日Sat [01:11] 台湾  

台南文学

台南文学: 日本統治期台湾・台南の日本人作家群像台南文学: 日本統治期台湾・台南の日本人作家群像
大東 和重

関西学院大学出版会 2015-04-08
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日本時代の日本人作家による台湾文学を植民地文学と捉えるか、地方文学と捉えるかはその立ち位置を示す分岐点ではあるのだが、現在は前者、当時は後者というのが一般的な見方か。かといって、その内容が変わるというものではなく、そこにオリエンタリズムやプロパガンダが介在していたとしても。国民国家の枠内での国語文学であることには違いが無い。となると、その作品群よりも、作家の背景に時代性がより窺えるだろう。西川満、佐藤春夫といった文壇で知られた作家以外に、前嶋信次、國分直一といった後に別の方面の学者として名を成した人が含まれているのは興味深い。それぞれ、イスラム学者、民俗学者として有名だが、その台湾経験と文学経験が後の仕事にどれだけ影響を与えたか紐解いている。

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