FC2ブログ
2016年03月02日Wed [02:40] ロシア  

法を通してみたロシア国家

法を通してみたロシア国家法を通してみたロシア国家
渋谷謙次郎

ウェッジ 2015-10-06
売り上げランキング : 464083

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ロシアは法治国家である。というのも当たり前の話であるのだが、ソ連時代から現在のプーチン体制まで、ロシアでは法律は政府の手段であって、国民の手段ではないということは周知の通り。そうした現状ではロシアの法律研究はおなざりになってしまうのは致し方ないのだが、研究者としては一般読者に現代ロシア法の啓蒙をする必要を感じていたらしい。クリミア併合からプッシーライオット事件まで法が如何に運用されたかを分かりやすく記述しているのだが、こうしたものは中国の様な国家管理の維持ではなく、国民の支持を担保にした法律の施行である様だ。プッシーライオットなどは西側では反体制バンドに対する弾圧という理解だが、ロシアでは反宗教の不逞な行動に罰を加えたというのが大方の見方らしい。リベラリズムの凋落は世界的傾向だそうだが、ロシアではそれが特に顕著であって、プーチンの支持率というのもそうした文脈で理解する必要がありそうだ。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する