FC2ブログ
2016年02月05日Fri [03:41] 米国  

戦中・戦後九〇年

戦中・戦後九〇年 電通・博報堂・ニューヨーク戦中・戦後九〇年 電通・博報堂・ニューヨーク
川村 清

朝日新聞出版 2015-10-20
売り上げランキング : 762434

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


御年90歳の人。「戦中・戦後九〇年 電通・博報堂・ニューヨーク」というのは全くそのままなので、さすが元広告マンといったところだが、理工系で入隊一年延期により学徒出陣を免れた後、戦後に電通と博報堂に勤めてニューヨークに駐在して、定年後に独立したという著者。ニューヨークでは中央公論の特派員もしたそうだが、この本は結局、朝日のカスタム出版か。ニューヨークで領事に怒鳴り散らした朝日支局長に感心したりしているのだが、特に思想的に朝日という訳でもない。ただ、戦中は家で朝日をとっていて、赤紙が来た読売拡張員に読売を勧誘されたが、断ると「非国民!」と言われたそうな。そうした戦中や戦後カオスの話は面白い。電柱に「命売ります」というビラがいっぱい張ってあったというのはどういう事情なのか。電通から博報堂に転職した経緯なども興味深い話があるのだが、ニューヨークに行って、ロックフェラー四世と懇意になった辺りから、誰々さんの話ばかりになってつまらなくなる。帰国して嫁の看病する辺りからは共感できるが。

Re Comments.

Comment Form.

  管理者にだけ表示を許可する