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2016年02月03日Wed [03:24] イスラエル・ユダヤ  

ユダヤ世界に魅せられて 

ユダヤ世界に魅せられてユダヤ世界に魅せられて
広瀬 佳司

彩流社 2015-07-24
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たしかにすごく面白いものではあったのだが、アマゾンに1点ものの提灯レビューがずらっと30件近くあって興ざめしてしまった。彩流社からのイディッシュ文学者のエッセイなんていう地味系は普通はレビュー無しが相場なのだが、何があったのか。ユダヤ筋はさすがにそこまでやらんだろうから、やはり杉原千畝かな。日本人でイディッシュ語の講演が出来る人がどれだけいるか分からんが、世界各地のシンポでも、殆どの場合非ユダヤ系参加者は著者一人だという。そうしたことから、必然的に大歓迎されるのだが、欧米でも非ユダヤ系がイディッシュ文学研究の道に進むことなどまずないのか。ユダヤ系との競合というのもあろうが、その辺ある意味「壁」があるのだろう。著者がイスラエルに初めて行った際、例の尋問を受けて頭に来たのでイディッシュ語を話したら、急に審査官の愛想が良くなり、無事通過したらしいが、逆にイディッシュ語を話す日本人なんて怪し過ぎないか。これがヘブライ語だったら逆だったかもしれんが、あのイスラエル当局者でも自文化には弱いのか。しかし、超正統主義であるハジド派には徹底無視された挙句、ヘブライ語でなく、イディッシュ語などを学びやがってと非難されてしまう。世界で一番宗教的でないユダヤ人が住むのはイスラエルというのはその通りであろう。イスラエルではユダヤ人であることは自明だが、外国ではそうではないから宗教なり、血筋などでユダヤ・アイデンティティを保持しなくてはならないか。

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