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2015年12月02日Wed [00:38] ドイツ  

ナチスと精神分析官

ナチスと精神分析官ナチスと精神分析官
ジャック・エル=ハイ 高里 ひろ

KADOKAWA/角川マガジンズ 2015-03-31
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ゲーリングの自殺は青酸カリによるものだったらしいが、そのゲーリングの尋問を担当した米軍の精神科医もその後、青酸カリによって自殺したのだという。青酸カリは自殺の定番の様にも思われているが、劇薬である以上、一般人が入手するのは困難であり、ゲーリングや米軍付医師の様な特殊な地位にある者は入手可能とはいえ、やはり、二人とも同じ死因であるというのは解せないものがある。そうした疑問が出発点だったのかどうか分からんが、この精神分析官を中心とした筋立て。この人はユダヤ系であったそうだが、ナチス幹部に対しては復讐心よりも探求心の方が勝っていた様で、この辺はアーレントなどと同じか。対するゲーリングやヘスもユダヤ人ということで特別に身構えることもなく、ある意味、ドイツ・イデオロギーに関してはユダヤ系知識人とナチスの間では共通認識があったのかもしれん。しかし、肝心の自殺の原因はさっぱり分からん。家族の目の前でいきなり青酸カリを飲んで見せるというのは尋常ではなかろうが。

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