世界読書旅
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■ カンボジア旅行記 
2008年05月22日 (木) 12:12 * 編集 *
カンボジア旅行記 (別世界との出会い 4)カンボジア旅行記 (別世界との出会い 4)
(2007/11)
ブイユヴォー

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大昔の旅行本を掘り起こす連合出版の「別世界との出会い」第4弾。一応、全巻読むつもりなのだが、最終的に何冊ですんだろう。まだ二冊目なのに、時代の壁か、結構食傷気味になってきた。ブイユヴォー他となっているのは、この旅行記がオムニバス形式になっているからで、代表で名前が出ているブイユヴォーという人は現地の人ではなくフランスの宣教師らしい。なんでもアンコールの「発見」者ムオより前にカンボジアに滞在した人らしいのだが、この旅行記が出版されたのはムオより後だったのこと。パリの「アンコール」ブームによって陽の目をみたのかもしれない。他はイギリスの商人などの旅行記など。訳者は連合さんからカンボジア古代史の本などを出している人なのだが、英仏両原語をまとめて訳したのか。クメール語もできるみたいだし、カッチョエーなあ。で、この時代だから、白人の宣教師や商人の現地を見る目はそれなりのもんなんで、野蛮な未開人で結構なのだけど、カンボジア王国史などを研究している訳者には興味が尽きない記録であった様だ。なんでもカンボジアに入れない時代だったので、これをネタに修論にしたらしい。結局、この時代の記録を後にカンボジア国内から収集することはできたのだろうか。
# * カンボジア * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 多文化社会アメリカの二言語教育と市民意識 
2008年05月22日 (木) 02:01 * 編集 *
多文化社会アメリカの二言語教育と市民意識 (叢書21COE-CCC多文化世界における市民意識の動態 28)多文化社会アメリカの二言語教育と市民意識 (叢書21COE-CCC多文化世界における市民意識の動態 28)
(2007/12)
小林 宏美

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博論ものだが、鳴り物入りで始った「文科省21世紀COEプログラム」の研究成果の一部でもあるという。慶應が「多文化社会」の研究拠点に選ばれた様だが、こうして叢書をせっせと発行していかなくてはならんのだろう。もうこれで28冊目というから驚きなのだが、この出版費用も文科省が出しているのだろうか。そうしたことが関係あるのか、博論というより、報告書みたいな感じになっており、横書きだし、読むのは結構疲れた。タイトル通りのテーマなのだが、「ヒスパニック」に的を絞ったのは、アメリカにおける「二言語」が事実上、英語とスペイン語を意味しているからであろう。一つ興味深かったのは、「二言語教育」より、「イングリッシュ・イマージョン」という英語オンリーの教育を要望する声もヒスパニックの間では高いということ。教育を上昇の手段とするなら、最初から英語漬けにした方が良いことはたしかなのだが、それも、家庭内以外でも、スペイン語の社会が拡がっている国内事情があるからこそ、バイリンガルに育つことが可能だとみているのかもしれない。日本でもインターナショナル・スクールや、最近では中華学校とかインド人学校にこどもを通わせる親がいたりするのだが、学校教育、特に初等教育における教育言語は、こどもの言語能力に将来的にどう影響を及ぼすかの研究も気になるところだ。義務教育が国民国家を作ったことはたしかなのだが、「方言札」の功罪も見直す必要があるのかもしれない。
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