世界読書旅
ここ数年に読んだ海外関連本の感想など
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■ カンダハール
2008年05月18日 (日) 23:50 * 編集 *
映画
かんだ

ニルファー・パズィラ モフセン・マフマルバフ

ブロードウェイ 2002-09-27
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中村哲は怒るかもしらんが、これはいい映画だった。
# * アフガニスタン * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 世界最大デジタル映像アーカイブ INA 
2008年05月18日 (日) 21:03 * 編集 *
INA―世界最大デジタル映像アーカイブ (文庫クセジュ 919)INA―世界最大デジタル映像アーカイブ (文庫クセジュ 919)
(2007/12)
エマニュエル・オーグ

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文庫クセジュらしいというか、何と言うかタイトルまんまの広報本みたいなもんだった。全く知らなかったのだが、このINAという組織はBBCの2倍以上のアーカイブを誇るそうで、ネットでも閲覧可能とのこと。どうもフランスでは、国会図書館みたいに製作者が納めるシステムになっている様で、それを商業利用することより、運営費も捻出しているらしい。日本でも川口とか川崎にその手のものがあることはあるのだが、僻地だから、あまり行けないし、そもそも公開している作品が少ないんだから、全編ネットで見れるようにしてくれないもんかなあ。「昭和」の番組をCRTで何時間もヘッドホンで見るのは結構辛い。しかし、あのNHKアーカイブスの番組が好きという外国人が多いのも納得できる気がする。中国とかじゃ、宣伝フィルム以外に、昔の自分たちを追体験できる番組なんて、ほとんどなさそうだし。
# * フランス * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 黄海道の涙 
2008年05月18日 (日) 12:15 * 編集 *
黄海道の涙―引き裂かれた母と娘の六十年黄海道の涙―引き裂かれた母と娘の六十年
(2007/07)
山田 寛

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たしかに北朝鮮残留孤児とは聞きなれない話だ。中国にあれだけ残留孤児がいるのなら北にだって、相当数がいると思うのだが、大躍進、文革の中国を遥かに上回る北朝鮮の過酷な世紀を、日本人の血を引く者が今日まで生き延びることは困難というのは現実的な話であろう。この本の主人公となるのは「内鮮結婚」で、朝鮮に渡り、末娘と生き別れた女性なのだが、数年前に90歳で亡くなり、唯一この問題に取り組んでいたNPOも主宰者が高齢で亡くなってから活動を停止しているという。状況的に優先順位が、拉致被害者、日本人妻の順番になるのは致し方ないのかもしれなが、それさえも救出がままならない現実では、もはや絶望であると言われている残留婦人同様、残留孤児は生死の確認すらとれない状態であろう。日本人妻里帰り事業の時に露呈した通り、中国が使った「養父母カード」は、北では「将軍様カード」という逆効果しか生まないものしか使えない。こうなると拉致問題同様、日本側からの積極的なアプローチがないと北が自ら動くことはありえないだろう。著者はカンボジア問題を長くやった元読売記者なのだが、こうした個別の物語から世論を喚起することが有効なことに気が付いたのだろう。主論は最終章の「北朝鮮残留孤児」になりながら、あくまでも母と娘の物語ということで仕上げている。「内鮮結婚」の実体とか、小泉純一郎にも繋がる、横須賀小泉豆腐店の娘の一代記は読み物としても興味深い。
# * 北朝鮮 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 絵で読む紫煙・毒煙「大東亜」幻影 
2008年05月18日 (日) 02:31 * 編集 *
絵で読む紫煙・毒煙「大東亜」幻影―日本の戦争と煙草・阿片・毒煙絵で読む紫煙・毒煙「大東亜」幻影―日本の戦争と煙草・阿片・毒煙
(2007/11)
久保井 規夫

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この日教組の権化みたいな人の本は前にも読んだことがあるのだが、あらためて略歴をみると、勇ましい「戦績」が並んでる。教員だって人の子だから、「主義者」になってはいけないなんて法はないんだけど、退職後に自宅を事務局、展示室にして年間400円の団体を主宰というなら、まだ良心的か。その辺の自信が最後の出版社に対する大見得に繋がっているんかと思うのだが、つげが、功利主義をとらない出版社というのは、そうであるようなそうでないような。まあ功利主義の権化みたいな出版社がバシバシつぶれてるんだから、大手以外で生き残ってる出版社は皆、功利主義ではないと言えるのかもしれない。そんな訳で、この本も無事カラー(みたいなもの)で出版される運びとなったのだが、戦前のタバコやマッチの絵柄を偉そうに自分で著作権を主張するのはどうなのかな。自分で撮りためたものか、某国から提供を受けたものか知らんが、たとえ著作権が切れていても、本来の著作者に一言断りを入れるのが筋じゃなかろうか。それを「掲載できたのは日本が『大東亜共栄圏』と称して、実際は『八紘一宇』を本義とするアジア侵略を物語る、貴重な植民地・旧満州・占領地の史料として、私が収集してきた実物を撮影して掲載したからである」なんてしているのは、お門違いな感じはする。まあ、そういう理由で御社の図柄を使用させてくださいなんて言われても、困ってしまうものだろうが、タバコとかマッチを並べて、「これが日本の侵略の証拠だ」と言われても、「中南海」とか毒ギョーザをつきつけて、「これが中国の侵略だ」と言う様なもんだろう。著者の意図とは裏腹に、このバラエティー豊かなラベルの数々を見てると、「植民地・旧満州・占領地」の生活もそんなに悪くなかったんじゃないかなと思ってしまうのだが、中国が「前事不忘後事之師」と述べていることを忘れてはならないと本気で思ってる(らしい)著者の脳内世界には、また別の時間が流れているのだろう。
# * 中国 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 海外の日本語メディア 
2008年05月18日 (日) 00:40 * 編集 *
海外の日本語メディア―変わりゆく日本町と日系人海外の日本語メディア―変わりゆく日本町と日系人
(2008/02)
田村 紀雄

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著者は「日本移民学会」の設立に参加して、会長に就任した後、いくつかの学会でも会長を務め、現在は「日本インターシップ学会」会長という名誉教授さんなのだが、世界思想社のこの本は、これまでの研究まとめといった感じ。元々、アメリカの日本語新聞の研究を専門にしてきた人の様で、北米が主なのだが、ブラジル、アルゼンチンなどにも触れている。日本の移民研究が未発達であることをしきりに嘆いているのだが、アメリカみたいな国と比べりゃ、そりゃそうだろう。日本には専門の研究所がないというのだが、ちょっと調べてみたら琉球大にあるみたいだが、拓大や農大にはないのか。しかし、どこもかしこも「国際なんたら」とか、「グローバルなんたら」ばっかで、ああいうところは何を研究してんだろう。とはいえ、日系人研究は、「日本への逆移民」で、かなり盛り上がっていることはたしか。日本育ちの「日系」が研究者として、そろそろ登場するだろう。逆に「海外の日本語新聞」の研究はもはや「歴史」の領域に入ってしまった様だ。新移民の増加がない以上、それも当然なのだが、新聞という媒体自体が消滅せんとしている現状では、著者が新しい領域としているインターネットのメディア研究にシフトしていかなくてはならないだろう。しかし、著者がこれまで日本語新聞を蒐集できたのも、それが紙媒体であったからであり、これからの研究者はウェブのログ蒐集をしていかなくてはならない。これは簡単な様で、困難な作業ではなかろうか。そこから、この本に描かれている様な人間の物語を以って、「日本語メディアの歴史」を語るのも難しくなるのであろう。
# * 米国 * Comment (0) * Trackback (0) *
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