世界読書旅
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■ 日中の経済関係はこう変わった 
2008年05月15日 (木) 23:06 * 編集 *
日中の経済関係はこう変わった―対中国円借款30年の軌跡日中の経済関係はこう変わった―対中国円借款30年の軌跡
関山 健

高文研 2008-02
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著者は1975年生まれの「外務省経済政策専門家」という人らしい。元々大蔵にいたそうだが、財務省で退職して、外務省に入り、現在は東京財団研究員でもあるという。外務省職員のまま東京財団で仕事が出来るのかどうか分からんが、香港大学や北京大学にも留学したそうな。中身はズバリODA史なのだが、版元が高文研というのも立ち位置がよく分からん。高文研にも不満分子がいるのは確認済みなのだが、中共プロパガンダの線も捨てきれん。高文の担当編集者がアマゾンで自演レビュー書いているのはキモい。この著者が実際にODA政策に携わった訳ではないのだそうだが、元々は北京大の修論ネタなのかもしれない。ODAの歴史に関してはおそらくその通りなのだろうが、終了の暁には中国も歴史から抹殺するだろうから、南京カードに対抗する上でも、「過去の鑑」として記録しておかなくてはならないだろう。「反日デモ」の時に、敵の狸外相とやりあって、ついでにODAの息の根を止めた町村が全てを台無しにしたみたいなことが書いてあって、親中の真紀子を評価したりしているから、てっきり、ODA存続論者かと思ったのだが、最後に町村を支持するとか書いている。アジアカップや反日デモにも憤懣を覚えない訳ではないとしている。バランスをとった様だが、感情論に流されてはいけないということらしい。たしかに、ODA自体元々、日本が始めたものだから、中国を怒らせるのは得策なのではないのかもしれない。とはいえ、「卒業」を「有終の美」に変えたところで、数兆円を費やしたODAの評価が定まることは今後もないだろう。リアリスト的には、中国の経済発展に少なからずの貢献があったと思っていいのだが、奴さんが「自力更生」という建前でいることは、公的には尊重していくことになるのだろう。その後釜に、合同での第三国支援を提唱しているが、これは気をつけた方がいいんじゃないか。朱建栄は、日本が資金を出し、ノウハウを持つ中国が現地で活動するなんて調子イイことをほざいているし。せめて、後釜ナンバーワンに位置づけている草の根援助資金は将来、日陰の立場に置かれないことを願うのみだが、その為にも、やはり「少数民族地域」に重点的に投下してほしいものだ。それもなるべく「同化」を伴わない分野で。大変難しい注文だろうが、一千万といっても血税なんから、ちっとは学習しないとね。
# * 中国 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ インドに呼ばれて 
2008年05月15日 (木) 11:32 * 編集 *
インドに呼ばれて―印度万華鏡インドに呼ばれて―印度万華鏡
(2007/08)
宮崎 佳代子

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元日航スッチーのインド旅もの。「企画」っぽいから、別にいいんだけど、400ページ超は長すぎねえか。ゴミ本らしく200ページ以下にしてくれれば助かったのだが、コーヒー2杯分くらいの時間を浪費にてしまった。ということで、著者のインド旅の一挙手一投足を読まされてしまったのだが、インドでは女性が得か、男性が得かということを改めて考えさせられてしまった。普通は女性が損。男性も損だけど、女性よりマシといったところなのだが、男は一般インド女性とはデートすら困難なのに、女性はその気はなくても、ウジャウジャ寄ってくる。そういう連中は得てしてダメ元のウザいインド男ばかりなので、男性免疫がない女性以外はムリムリ最低。となるのだが、どうも奴さんも相手を選んでいるところがあるみたいで、ビジネスクラスなどに乗ると、それ相応な男が寄ってくるものらしい。スッチーだからその辺は百戦錬磨なのだろうか。ギリギリの線で「擬似恋愛」も「ウルルン旅」もゲットしてしまうのだから、さすが旅の達人というか。ビジネスはスッチー割引で乗れるのかもしれんが、ミネラルウォーターを沸かして飲むような旅でも、それなりに愉しめるもんなんだな。と改めて納得。もっとも、「地獄への扉」みたいな宿に泊まって、一膳飯屋のパニも飲み干す様な旅も、向こうさんからみれば、苦行の愉しみとしか映らんだろう。まあ、それは否定できないことは確かなのだが。しかし、スッチーのナンパ対策はマニュアル化されているらしいが、FとYだと、その応対ってやっぱ違うのかな。
# * インド * Comment (0) * Trackback (0) *
■ フェア・トレードを探しに
2008年05月15日 (木) 10:53 * 編集 *
フェア・トレードを探しに FAIR TRADE TRAILフェア・トレードを探しに FAIR TRADE TRAIL
(2008/03)
三浦 史子

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ただの礼賛本かと思ったら、そうでもなかった。
# * 雑多 * Comment (0) * Trackback (0) *
■ 日本のシンガポール占領 
2008年05月15日 (木) 02:18 * 編集 *
日本のシンガポール占領―証言=「昭南島」の三年半日本のシンガポール占領―証言=「昭南島」の三年半
(2007/01)
リー・ギョク・ボイ

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なんか既読感はあったのだが、1996年に出たヤツを増補改題したものらしい。教科書問題かなんかで揉めていた時に、シンガポールからの援護射撃風に翻訳されたものだったと思う。あの頃は陸培春がまだ健在だったのだが、最近聞かないところみると、まだ、ほとぼりは冷めていないのかな。ということで、最近また日本が「右傾化」してるというので再版と相成ったらしい。監訳は学習院高等科の先生とのことなのだが、この訳者は梨の木とか明石から、その筋の本を何冊か出しているみたい。この本でも最後に内容と関係なく、延々と「右翼教科書」糾弾を繰り広げているのだが、ヒロヒトの戦争責任も問えという立場の人らしい。学習院って意外と自由な校風なんだな。一方、肝心のシンガポール人の方なのだが、これも意外に日本人に対して甘いところがあって、日本も悪いけど、それを以って英国を免罪することは許さんという主張が明確に出ている。初版には、訳者だったかが、この著者のオバサンに「英国人ってホント、マヌケでしょ」みたいなことを言われたなんて書いてあった記憶があったのだが、今回はそれが見当たらない。とにかく、「右翼歴史修正主義者」の攻撃で忙しかったみたいだ。まあシンガポール人としても、大きな顔してたイギリスが、あっけなくバカにしてた「東洋人」に占領されてしまったのだから、後の独立運動や、白人不信の契機になったことは否定できるもんではないだろう。もっとも、それは独立国家の現在にとっては、あくまで「過去」の問題であって、今尚「抗日戦争」を戦っている中国共産党は訳が違うというものである。著者と訳者の間にもその辺に微妙なズレがある様な気もするのだが、ただ、「右派修正主義者」を弾劾しているだけでは、学習院の生徒さんたちもポカーンだろう。やれ、戦争反対だ、平和だ、九条だとかワンパターンでアジっていても、若者はそのジジイ連中が、チベット問題一つとっても、中国には何も言えないことを見抜いているからねえ。
# * シンガポール * Comment (0) * Trackback (0) *
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